諫早市、大村市、長崎市の皆様こんにちは!施工事例2000件以上の外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修専門店の田中塗装です。
前回ケレン作業についてお話しました。今回はケレンの種類についてご紹介致します。
ケレンには、鉄材や木材、サイディングなどの素材に応じて異なる種類があります。それぞれのケレンの種類とその特徴は以下の通りです。
1種ケレン
主に腐食やサビが激しい場合に採用されます。
「ブラスト工法」と呼ばれる方法で、赤サビや黒皮などを完全に除去し、鉄肌を露出させます。
公共道路や大きな橋などの補修工事で行われますが、一般住宅ではほとんど用いられません。
強力な噴射力を持つ機械で研磨剤を吹き付け、汚れや古い塗膜を剥がし、表面を整えます。
2種ケレン
鉄部のサビが外壁全体の30%以上など、腐食が進んでいる場合に適用されます。
電動工具や手工具を用いて、旧塗膜やサビを除去し、外壁の鉄肌を露出させます。
内部まで入り込んだサビは取り除けませんが、塗料の付着を良くするために表面の光沢を出します。
3種ケレン
鉄部のサビが外壁全体の5~30%の軽度な場合に行われます。
活膜(劣化していない塗膜)は残し、手工具や電動工具を使用してサビや旧塗膜を取り除きます。
外壁塗装のメンテナンスでよく採用される方法です。
4種ケレン
鉄部のサビが外壁全体の5%以下で、膨れや剥がれが見られる軽微な場合に適用されます。
ワイヤーブラシやサンドペーパーを使用して、粉化物や凹凸を磨きます。
通常の洗浄や清掃では除去しきれない汚れや剥がれを取り除く程度の作業です。
その他の素材に対するケレンについても、それぞれの素材に適した方法で行われます。木材ではサビやコケなどを除去し、サイディングでは剥がれやサビを除去する方法が用いられます。これらの作業は、素材の状態や塗装の必要性に応じて選択され、外壁の塗装やメンテナンスに不可欠な工程となります。